秀でよ凡才

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10月1日お題「醤油」

 ろくすっぽライブにも出ずに長々とブログを放置、たまに書いても読んだ本の感想ばかりになるのなら脳みそを錆びつかせないためにも、時間があるときは即興でテキストコント(ネタの台本ではなく、あくまでも文章として読むコントや漫才なのでこう呼んでいます)を作って載せていきます。
 と、いうわけで書いてみたのですが、思った以上に錆びついていて危機感が……。

部下:部長、新商品の防火用高級スプリンクラーを考えてきました!
上司:高級スプリンクラー。一体、どこら辺が高級なんだね?
部下:はい。水じゃなくて醤油が出ます。
上司:要らないよ。
部下:え、なんでですか!? 水よりも遥かに値が張るんですよ!
上司:どこをグレードアップさせてるんだよ。誰が鎮火のために醤油を使うんだい。
部下:そうかもしれませんけれど、火災以外でも使い道はありますから。
上司:防火用スプリンクラーに火災以外の使い道は必要ないと思うんだけれどね。
部下:食事していて味が足りないときにボヤを起こせば好きなだけ醤油が降ってきます!
上司:醤油ぐらい自分の手で足すよ。なんでわざわざ火災を起こさないといけないんだい。
   そんなことしたら周り醤油びたしになるし。……なんだい醤油びたしって、ちょっとおいしそうな和食は。
部下:それから白黒映画で雨のシーンを撮るときに使えば醤油の黒さで印象的なシーンになります!
上司:「七人の侍」の制作秘話だね。なに巨匠の手法を取り入れてるんだよ。……まあ、黒澤が使ったのは墨汁だけれどね。
   とにかく、こんなスプリンクラーは発売できないからね。
部下:わかりました。じゃあ、水ではなく日本茶が出るスプリンクラーを開発します。
上司:いい加減にしてくれ!