相方がネタを飛ばしました
ちょっと遅くなりましたが、31日のゲレロンステージに大喜利仲間のスパムちゃんとのコンビ関ヶ原セスナで出てきました。お越しいただき本当にありがとうございました。
前回は僕がベースを考えたネタだったこともあり、今回はスパムちゃん原案の下ネタコントをやってきました。
自分が作ったネタのためか出番直前からスパムちゃんがすごく緊張していたので軽く声をかけもしたのですが、やはり緊張のせいなのか開始早々でネタを飛ばされてしまいました。
舞台慣れしていないからネタを飛ばしたことは仕方ないし、いついかなるハプニングが起きてもいいようセリフを頭に叩き込んで、さりげないアドリブで軌道修正してお客さんにはハプニングがあったと気付かせないようにし、出番後には落ち込んでいるスパムちゃんに優しい言葉をかけて頼りになるところを見せるのが僕の役目であり、それこそがただ時間を無駄に過ごしたのではなく五年の芸歴を積み重ねてきた証拠であり腕の見せどころ。
そしてこの緊急事態に芸歴五年がとっさに取った行動、それは固まる。ただただ固まることしかできなかった。
飛ばしたのはすぐにわかったのでフォローしなければと思ったものの、スパムちゃんが言うべきセリフを全く思いだせない! セリフのリズムで覚えているせいで自力では探っても探っても出てこない。なにも出てこないからなんと言えばいいかわからないし、あまりにセリフが出てこないせいで自分が飛ばしたのかスパムちゃんが飛ばしたのかすら把握できない始末で、舞台上ではお互い言う言葉が見つからず舞台上で軽く震えながら(スパムちゃんはどうかわからないけれど、少なくとも僕は震えていました)見つめあう空白の時間が過ぎるのみ。
ネタ合わせのときやたまにやるツイキャスで折に触れて「さすが芸歴五年目!」と褒め殺してくれるスパムちゃんも、この緊急事態に泡を食うだけの男にスマートな軌道修正は期待できないと察してか「なんだっけ?」とコント関係なしに質問をしてきて、僕は僕で「そんなハッキリ訊いちゃいます!?」とコントの役柄かなぐり捨てて素の椙田として対応。もう、コントじゃねえよ。コントじゃ。
話しているうちにセリフを思い出したものの、そのときの流れが僕が秘密を告げられるものだったので、ここからのまともな軌道修正は僕の手に余ると半ば開き直ってメタなことをまくしたてて強引に軌道修正をしてきました。っていうか、修正できてないな(苦笑)。
そんな感じで反省点のみが残る結果になりましたが、今回のことを糧にもっと頑張らせるのでよかったらまたお越しください。