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秀でよ凡才

出でよ天才と言われても出ていけない男

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とりあえず、お久しぶりです

日記

 お久しぶりです。フェルマー槍沢改め、椙田政高です。
 ……と、自己紹介したはいいものの、誰が誰に改まったんだよという話なのでごく簡単に自己紹介すると芸人志望の男です。
 お笑い芸人を目指して某養成所に入ったのになんの成果を残せないまま放りだされ、以降特になにをするでもなくいつまでたってもアマチュア気分に漬かったまま、気がつけば三十手前。いい加減ちゃんと向き合おうとアマチュア気分の象徴でもある名前を捨て、それに合わせてブログも新たに立ち上げました。
 ……とはいえ、この期に及んで本名じゃない――読みは一緒だけれど、字を変えている――という及び腰な覚悟なうえに、この名前で出場した鴨川杯前には立ち上げるつもりだったのにズルズルと先延ばしにする腰の動かなさ、でもって移転するにも結局はてなという中途半端さで不安は尽きませんが、なんにせよよろしければお付き合いください。



 と、これだけで終わらせるのも寂しいので、自分への戒めがてら前のブログで書くだけ書いて非公開にしていた(情報流出で問題になって辞めさせられたくないし)入校式のときの文章を載せます(具体的な発言に触れないよう多少の手直しはしていますが、ほぼ原文のまま)。

 今日は養成所の入校式でした。ここ数日午前十時就寝午後四時起床なんてバカげた生活リズムなので寝過ごすのではとものすごく不安でしたが無事遅刻することなく一時過ぎに教室である稽古場に到着。すでに十数人の人がいて、適当な場所に腰掛けて始まるのを待つ。一時半には稽古場がいっぱいになるくらい集まったものの、全部で百人ぐらい入学しているはずなのでおかしいなと思ったら、今日は集められたのは二クラスあるうちの片方で残りの人は明日が入校式のよう。



 式ではまず社長と校長から心構え……というかこれから一年間相当頑張るようにと厳しめに語られ釘を刺されたなと感じ気を引き締める。その後は講師の先生方から授業内容の大まかな説明とそれに対しての質疑応答があって、次に何があるんだろうと思ったら校長の口から出たのは「じゃあ、これで終わりか」という言葉。ここまでわずか三十分。自己紹介すらないあっさりとした中身にめちゃくちゃ戸惑った(昨日、養成所出身の芸人さんのブログを読み返していたら、初日に証明書かなにかに使う写真の撮影があるようだったので普段より気をつけて身なりを整えたのに、今年から証明書自体が廃止されたらしくてすごく拍子抜けした)。


 もちろんこれで本当に終わりというわけでなく、その後は養成所生同士で雑談する時間が設けられていた。といっても、式は終わったから帰るも残るも好きにしろという放任主義。相方見つけたり友達になったりするためには自分から積極的に動いていけってことなのか? 人見知りが激しく口下手、おまけに酒や煙草に興味ない映画も全然見なくて音楽や漫画の趣味も偏っているから共有できそうな話題もあまりないので気おくれしたものの、あいづちしかしなくても輪の中に入っていて損はないだろうと、校長に追い出されるまで三時間半ほど居残って話してました。


 初対面ってこともあって名前や年齢・経歴といった軽い自己紹介や養成所を選んだ理由が中心だったんですが、結構「漫才とコントどっちやりたい?」っていう話題が多くて、まだピンで行くかコンビで行くか決めかねていて――できればコンビで活動したいけれど、目指す将来像が合う人がなかなかいないだろうし、突然辞められたら怖いし、さっきも書いたように人付き合いが苦手で我が強いタイプだから上手くやっていけるか不安といった理由でピンもいいかなと考えている――授業受けながら決めればいいかと考えている僕と違ってみんなこれからのビジョンを持っているんだなと思った。
 それだけでなく、生徒の中にはインディーズライブに頻繁に出ている人や演劇経験のある人、「Junk」のメール職人だった人が何人かいて、積み重ねてきた経験があるこの人たちと中学卒業後「人と話すのが苦痛」だからと六年も引きこもっていた僕とが渡り合っていけるのか早速不安になった(中には「面白そうだから入学して、好きな芸人も特にいない」って人もいたけれど)。まあ、最終的に採用されるかどうかを争うライバルとはいえ、同じ養成所の仲間なんだからピリピリする必要はないんですけどね。少なくとも、芸人を目指すほどのお笑い好きって時点で趣味は合うわけだし、次はもっと打ち解けていきたいな。



 それにしても、コンビを組むとして相方探しどうしようかなあ。最初のうちは授業ごとに即席で組んでは別れての繰り返しになるだろうから、あまりあせらなくてもいいんだろうけれど、将来の目標・やりたい芸風・お互いの性格が合う人をたった五十人(+別クラスの人達)の中から探すのかと考えると軽く絶望的な気分になる。いっそのこと「ブログ読んでこいつとなら話が合いそうだと思ったら声かけて。ネタの台本も載っけとくし」で済ませようかなんて横着なことも考えてしまうけれど、ここで受け身にならず自分から話しかけていかないとダメなんだろうな。人付き合いが苦手な人の相方探しを手伝うような甘やかしはないだろうし。




 そんな感じでネガティブになりつつも、これからの授業でどんなことが学べるのかものすごく楽しみだったりします。なんにせよ一つ言えるのはお笑い好きのごっこ遊びにならないよう精一杯頑張るってことです。

 なにがビックリって締めの言葉ね。ここ数年では開き直ってお笑い好きのごっこ遊び上等でやってきたので、五年前の自分に申し訳なさでいっぱいだ。
 この頃のネガティブながらも一直線に進もうとする青年は死にましたが、今後も変わらぬご支援の方をお願いします。