一問百答(2)
一月にやった一問百答に性懲りもなく再挑戦しました。
本当は二月中に終わらせたかったんですが、そうやって決めた期日を守れる性格していればこんなザマにはなっていないわけで、まあ終わらせただけ僕にしては上出来ではないかと……。
と、クオリティに触れていないことからもお分かりの通り、例によって例のごとく公開したところで損しかしないって自覚はありますが、せっかくやったのに闇に葬るのは哀しすぎるという貧乏性を優先……もとい、いくら損をしても最後には得に変えられる自負があるので公開しようかなと。
そんなわけで一月と同じく面白いのかどうかわかりませんが、少しでも付き合ってよかったと思っていただければ幸いです。
お題「全員バカの家族国内旅行さて何が起きる?」(提供:お粥さん)
- 一家心中に行ったのに温泉街を満喫して帰ってきた
- バスガイドの「右手に見えますのは……」の言葉に一斉に右に寄ってバスの片側を浮かせた
- 住民も含めてバカなんですけれど、軽犯罪程度なら「人情の街! 人情の街だから!」で済まされた
- 区民税を払わずに来たので家に帰るころには帰る家がない
- 練習のため行く先々で「やっぱり家が一番ね」を言い続け険悪な空気にしかしなかった
- 持ってきた「深夜特急」に旅の臨場感が負けた
- スリリングな旅がしたいからと山荘に続くつり橋を全て壊しながら向かった
- 名探偵と一緒の宿になったのになにひとつ事件を起こさないで帰ってきた
- 行く先々の店で一見さんお断りを体よく利用されるので浦和のジーンズメイトにすら入れなかった
- 北海道旅行の土産に「名古屋には寄り付きませんでしたクッキー」を買って帰る
- 国内旅行なのにわざわざパスポートを偽造して帰る
- 舞妓相手に貢いだ金は経費で落ちると思ってる
- 金閣寺は自由に燃やしていいと思ってる
- 気づけば鎌倉の大仏で生活する大仏難民になっていた
- 夢いっぱい詰め込んでおもちゃのまち駅に降り失望と共に帰って行った
- 各地方ごとにアイドルグループの別メンバーが表紙を飾る情報誌を買いあさるのが目的の旅
- 日本各地をこの目で見るんだとボストンバック一つで旅立ち、二日後に知り合った立川のキャバ嬢宅で永住
- サイコロの旅を真似するつもりがルービックキューブを持ってきたのでただただ移動中の暇が潰れただけ
- 各々の死に場所を探すための旅
- 無関係なデモの集団に混ざり新幹線にただで乗らせろと叫んで帰ってきた
- 北なら全部宮城と認識しているので、「はい。宮城のおみやげだよ」と言って渡すのが白い恋人だったりする。
- 北海道チームと沖縄チームに分かれて本州の真ん中あたりでの合流を目指して旅立ったら青森まで合流しなかった
- 道に迷わないようにおばあちゃんの知恵袋を道に置いていった
- 沖縄で修学旅行生相手にしたこともない戦争体験を語っていた
- 台風の北上と共に移動したので「TSUNAMI」のサビが染みるようになった
- ご当地プリクラを遺影用に使った
- ご当地ミッキーを作ったせいで自治体の財政に打撃を与えた
- 晴れでよかった以外の感想がない
- 大阪まで直行のバスで言ったけれど、いったん名古屋で下車して名古屋-大阪間の割引パックで行った方がお得だった
- はぐれた娘がママー、ママーと泣いていたらタクシーの運転手がミャンマーまで連れて行ってくれた
- 家出と失踪と蒸発が重なって結果的に家族旅行になった
- 四国から池袋に来て「本当に東が西武で西東武なんだね」で満足して帰って行った
- ライオンズファンなので、池袋-新宿および新宿-渋谷の移動を所沢経由で行った
- 行きと帰りで別の家族連れになった
- エロ芸者と野球拳やってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた…夏
- 旅程とコンサートの日程が一致し続けたので今後はさだまさしも家族の一員として扱う
- ひかりのつもりがケルベロスマーク2という聴いたこともない新幹線のチケットをとってしまった
- これが本当の馬鹿ンス
- 雄大な自然に感動したけれど、むしろ都会の中ビルの谷間にひっそりとしかし力強く咲く花にこそ涙を流すべきではと考え込んでしまう
- 「USJに行く」がおばあちゃんのざっくりした発音では「姥捨てに行く」にしか聴こえないので移動中肩身が狭い
- いつも武勇伝を語る祖父が地元でペコペコする姿を見てしまう
- 東京駅に行く前に立ち寄った神田古本街で80年代アイドルの写真集を買い占めたお父さん。一人だけ見送る羽目に。
- 母親がヒッチハイクして、鼻の下を伸ばした中年ドライバーが止めてドアを開けたところで隠れていた家族が一気に乗り込む。そんなどこかで見た映画。
- 帰宅後、口コミサイトに「子連れだったからペイチャンネルが観られなかった! 最悪!」と書き込む
- 一回旅行に連れて行っただけで、自分たちは素敵な両親だと満足している
- 心霊スポットで騒いでいたら地元の不良に一家心中した家族の幽霊だと認識された
- 子供の行事と重なって旅行に行くので、同世代との思い出が作れない
- 本人たちは遊牧民ごっこを自称している
- シャワーのないネカフェが宿でお姉ちゃんが不機嫌
- 昔、死体を埋めたことのある山にばかり行くので、息子は私の罪を知っている
- 現地集合、現地解散
- 道中やった賭けポーカーの結果、5歳の息子が家長になった
- 私をかばってなまはげに刺し殺されたとき、初めて義父のことを「お父さん……」と呼べた
- 「やっぱりその土地の音楽を聴くとテンションあがるな!」と名神高速乗りながら「中央フリーウェイ」を聴く
- 「未来少年コナン」の再放送やってたテンションにその地の名産・名所がすべて負けた
- 「相棒」の再放送やってたテンションにすらその地の名産・名所がすべて負けた
- 「5時に夢中」が観られない悲しみはその地の名産・名所では癒えなかった
- 東京タワーに来た人全員に「今、もっと高い建物あるんですけど御存知ですか?」と問いかける
- 家族旅行の記念に思い思いの花を植えて生態系を乱して帰ってきた
- 「Youは何しに日本へ?」の取材を心待ちにして過ごした
- お姉ちゃんが地元の男の子といい感じになるけれど、自分の魅力に気付かないタイプのバカだから告白できずじまい
- 旅芸人の一座だけれど、プロ意識が微塵もないので旅行としかとらえていない
- 家族全員に現地妻がいる
- 縁もゆかりもない町会議員の後援会に入ってきた
- るるぶと間違えて「風土記」を持ってきた上でなにひとつ頭に入ってこない
- るるぶと間違えて「街道をゆく」を持ってきて近江は泡だらけとしか頭に入ってこない
- SNSで呼びかければ宿も飯もタダでありつけると思っている
- ついででした旅行を楽しみ過ぎて法事には伊賀忍者Tシャツで参列した
- 地元との物価の違いを見て貿易をひらめいた
- 新しい民話を作った
- 本当に荒川区では洗濯ものがよく乾くのかを調べる旅
- さびれた歓楽街の名画座でお母さんが女優だった頃のピンク映画が上映されている
- こんなに書きやすいイベントがあったのに宿題の絵日記には一切手をつけない
- おじいちゃんが伝統のうなぎ丸呑み祭りの歴史に終止符を打ってきた
- ローカルアイドルだったら焼肉に誘えば付き合えると思ったお兄ちゃん。五年分のお年玉を使いきる。
- 8人家族なのに軽自動車で旅立った
- 最後まで九州の位置関係を把握しきれないまま終わった
- 男ども総出で地元女子高生のビーチバレーに混ざろうとするも5歳の弟が大人気でふてくされる
- フランス語入門。出番なし
- 文化遺産 分解しちゃって 一家離散(事件後遠い親戚に引き取られた次男が作った川柳より)
- 東北の寒村に伝わる伝統工芸を受け継いできたので来世紀までは安泰
- 行きたかった美術館全部で所蔵品の点検期間中だった
- 夏休み明けには全部イタリアに置き換えて自慢するけれど、盆地特有の暑さ云々でボロが出る
- 4月上旬の北海道に桜を観に行った
- 国内旅行にした理由はまだ鎖国が続いていると思っているから
- パックツアーでぼったくられて抗議をするも「うちはパックはパックでも泥パックツアーですから」の一言に納得
- 空弁を買ったのにカロリーメイトで済ませてしまった
- 税金を着服してきているのに罪悪感がない
- 奮発して高いホテルに泊まったら高松翔の母親がナイフを埋めに来たのでもとても友好的に協力した
- ペット禁止のホテルに食べ物とゴリ押ししてペットを連れ込む
- 温泉巡りに来てシャワーで済ませた
- 嫁不足の村主催のお見合いパーティで東京から来た女を根こそぎ奪って帰った
- 旅の印象がなにもないと嘆く娘に「印象が薄くてもしょうがないよ。だって国内(濃くない)旅行だからね」と諭して刃傷沙汰に発展した
- 臨場感がすごかったし感動もしたけれど、CG見た方が綺麗だったんじゃ? って疑問がぬぐえない
- 地元の優等生といい雰囲気になったお兄ちゃんが廃墟の遊園地でこっそりキスをする
- 老人会の旅行の下見も兼ねているから祖父母のテンションが上がらない
- 旅館と民宿の違いが気になって旅どころではなかった
- 東京を出発して小田原で会話のタネが尽きた
- いくら記念日だからって仮釈放当日はもっと大人しくしているべきだった
- 自殺するつもりだった女性に生きる気力を与えた